すしぶろ

すしのできごと。

幼児期の記憶力

すし太郎は電車が好きなので、いろんな電車の名前をどんどん覚えていきました。

たいしたもんだと感心しつつ、
記憶容量に空きがたくさんあるからなんだろうな〜と
漠然と思っていました。

ところが最近のことです。

奥にしまいっぱなしになっていた電車のおもちゃを久し振りに出して
「これ、なんだっけ?」
と聞くと、
「んー?」とニヤニヤするだけ。

なんと、覚えてないのです!!

あれだけスラスラ言えてたのにー!?
これには衝撃を受けました。

確かにここのところ、外遊びをしたり、他のおもちゃで遊ぶうちに
電車で遊ぶ機会が減っていました。
キャムちゃんにプラレールを触られるのが嫌がって、出さずにいたというのもあります。

しばらく見ないでいるうちに、忘れてしまったようです。

それからもうひとつ。

テレビの裏から久しぶりに出てきた8ボール。

これも全く覚えてませんでした。
トイ・ストーリー」のフレーズすら出てきませんでした。
あんなに毎日のように観ていたのにー!!

トイ・ストーリーに夢中! - すしぶろ

こんなにすぐに忘れちゃうなんて・・・と軽くショックです。
覚えるのが早ければ、忘れるのも早いとは!

考えてみると、自分の幼いころの記憶も、せいぜい3・4歳頃からだし・・・
3歳ころまでの記憶は、定着しないんでしょうか?

こんな記事を見つけました。

日本心理学会より一部抜粋

ヒトは誰しも赤ちゃんだったころのことを覚えていません。これを幼児期健忘といいます。ある研究で,幼いころの重要な出来事(弟や妹が誕生,祖父母の死亡)について調べたところ,詳しく思い出せたのは3歳以降のことばかりで,それ以前についてはほとんど何も覚えていないことがわかりました。

どうして私たちは赤ちゃんのころのことを覚えていないのでしょうか。大きく分けて2つの考えがあります。1つは,乳幼児期の学習は未熟で,記憶をうまく固着できない(記銘の失敗)とする考えです。もう1つは,記憶の貯蔵に必要とされた神経ネットワークが,後に発達したものに飲み込まれて,当時の記憶を思い出せない(検索の失敗)とする考えです。それぞれに合致する結果があり,完全に否定できませんが,これまでのところ,検索の失敗説のほうが支持されているようです。

いずれにしても,脳の発達と大きく関わっているようです。

一般的に子どもは1歳半ごろまでに言葉を話し始めます。つまり,1歳半ごろまでに言葉を記憶しているのです。よく考えると当たり前ですが,それでも赤ちゃんのころの記憶がないように感じるのは,「いつ」「どこで」「なにを」したかというエピソード記憶が発達していないからでしょう。「自分自身についての記憶」であるエピソード記憶は発達がとても遅く,4歳ごろに機能するといわれます。このため,幼児期の記憶がないと感じるようです。

これも成長の証ってことですかね。
ちょっと寂しいですが。

すし太郎はもうすぐ4歳なので、今後の記憶はしっかり残っていくのでしょう。
いろんなところに連れて行ったり見せたりするのはこれからが最適ってことかなー。