すしぶろ

すしのできごと。

熱性けいれん体験記

もう3ヶ月も前になりますが、
すし太郎がひきつけ(熱性けいれん)をおこしました。

幸い後遺症もなく、その後の再発もないまま今に至ります。

その時のことをまとめました。
長くなってしまいますが、ご容赦下さい。

*********

3月4日(金曜日)

午前中はリトミック教室。
元気に遊んできた。

昼食をあまり食べず。

膝の上にお座りしてきたのでくっついていると
なんだか頭が異様に熱い。
測ってみると38度前後。
鼻水や咳などの風邪の諸症状がなく、
熱だけがあるのが妙に気になり、
小児科を受診。

ウイスル性の風邪でしょう、とのことで
熱冷ましの座薬と風邪薬を処方され帰宅。

具合が悪そうなものの、38.5度を超えないので
座薬は使わなかった。
早めに寝てしまった。
(いつもは寝るのが遅いのに)

3月5日(土曜日)

食欲が出てきた。
機嫌も悪くない。
夕飯後、熱を測ると37度前後まで下がっていた。
ひと安心。

これで油断してしまっていた。

20時にはねんね。

22時ころ、ぐずってまたねんね。

3月6日(日曜日)

1時頃、またぐずる。
添い寝をしてねんね。
またぐずりだす。

部屋は、真っ暗なままだった。

眠ったのかな、やっと静かになったと思ったら
クチャ、クチャ・・・と唾液のような音。

なんか変?と思って台所にいたあいぼうを呼ぶ。
あいぼう電気つける。
すると・・・

クチャクチャは泡だった。
泡、吹いてる!!!

目が上むいちゃってる。唇は紫色。
びっくりして言葉が出ない。

あいぼうが、すし太郎の名前を呼ぶ。
反応がない。
あいぼうは最初嘔吐物で喉を詰まらせていると
思ったようで、打き抱え吐かせようとしたけど
体が硬直していたらしい。

一体、なにが起きてるのかわからなかった。

少ししたら、震えて泣き出した。
とりあえず喉がつまらないようにと、
体を横にした。
私に出来たのはそれだけだった。

あいぼうが救急車を呼んでくれた。
急いで着替えて、荷物を用意。

何分たったろう、救急隊のおじさんが2人か3人、
家に入ってきた。
様子を伝え、すぐに救急車に乗りこんだ。

あとで聞いたあいぼうの話によると、
救急車は別のところにももう1台待機していたらしい。
万一の為?よくわからない。

車内でベッドに寝かそうとすると、嫌がり、
病院につくまでずっと抱っこしてた。

熱を測られたら、なんと40度もあった。
これはすごくショックだった。
なんで、気づかなかったんだろう・・・

救急隊の方が、
「〇〇病院に行きます」と教えてくれる。

すし太郎は熱のせいか、ぼーっと上の方を見たまま。
どうしようどうしよう。
大丈夫なんだろうか・・・
冷静を気取っていたけど内心パニック。

サイレンが聞こえてくる。
ぐんぐん進む。

病院には、すぐ着いた。
先生と看護師さんがすぐに出てきてくれた。

うんちをしていたので、おむつを替えた。
すぐに痙攣どめの座薬(ダイアップ)を入れられた。
検査のために採血と、点滴をされた。

先生の説明を受ける。

熱性けいれんはこのくらいの子供にはよくあることなんだとか
赤ちゃんの脳は未熟だから、
急激に熱が上がると脳がどうしていいかわからなくなって
ショートしてしまって、こうなるんだとか
5分以内に収まるようならまず大丈夫
15分以上痙攣が続くなら脳に酸素がいかなくなってやばいんだとか
採血したのは原因を調べるためで
インフルエンザの検査と血中のなんとか(忘れちゃった)の数値を見たいんだとか

いろいろと丁寧に教えてくれた。
でも正直あまり覚えてない。

採血の結果待ちで、しばらく病室に移された。

しばし呆然と、すし太郎をみていた。

先生が入ってきた。
検査結果。
インフルエンザは陰性。
血液検査の結果も、異常なしだった。

異常が無さ過ぎて、先生がびっくりして検査室に電話したくらいだ。
「ど正常なんだけど、これホントに!?」
こっちまで聞こえてますが(^_^;)

結局、ここでの診断もウイルス性の風邪によるものでしょう
とのことだった。

熱があるので今夜は体を冷やしてあげてください
小児科で出た薬は症状にあってないので飲まなくていいです
とのこと。

それからダイアップの説明。
2つ出すので、
ひとつはさっき入れた時間から8時間後にまた入れてください
もうひとつは予備です
今度また痙攣を起こしたら使ってください
と。

痙攣の見分け方。
足を持ってみて、関節が動かないのが痙攣。
動くならただの震え。痙攣じゃありません。
と、教えてもらった。

そしてお薬を出してもらい、タクシーを呼び、帰宅。
ここで3時頃。

着替えをして、ねんね。

今夜は寝ずに様子を見てるよう言われた。
長い夜だった。

薬が効いているのか、疲れたのか、
すし太郎はぐっすり寝ている。

8時に一旦起きたので熱を測る。
38.8度。まだ下がってないか・・・
でも機嫌は悪くない。
布団の上でゴロゴロ遊んでる。
遊んでいるうちに、また寝てしまった。

10時過ぎ。
ダイアップの時間がきたので起こす。
熱は37.8度。

夕方くらいには、熱は36度台まで下がった。
その後は、熱が上がることもなく
症状は落ち着いていった。

ほっとした。

以前買った育児雑誌に、赤ちゃんの病気についてまとめた
冊子がついてきていたのを思い出し、
それを読み返してみた。

熱性けいれんのこと、ちゃんと書いてあったし
読んだ覚えもあった。

でも、実際に症状を目の当たりにして
その情報は思い出せなかった。
時間が経っていたためか、慌てていたためか。
役に立たない母ちゃんだ。

その本には救急車は呼ばず、様子をみること!
なんて書いてあったけど
あの状況では呼ばずにはいられなかった。
迷惑な患者だったのだろうか、と少し落ち込んだ。

そして数日がすぎ

3月9日(水曜日)

お風呂上り、よーくみると
お腹と背中にうっすらプツプツが。

あれ??
これって突発性発疹ってやつ?

翌日には発疹はもう消えていたけど
気になったので小児科に電話で問い合せてみた。

看護師さんに痙攣の経緯を話すと、
うんうん、大変だったでしょう。
救急車呼んじゃったんです・・・と言うと、
いいのいいの、呼んでいいんだよー
と優しく言ってくれた。
なんだかほっとした。

で、発疹の話。
あせもかもしれないし、
もし下痢があったのなら突発性発疹かも。
もう発疹は収まっていて、
元気なら受診の必要はないですよ。
とのこと。

下痢!

月曜日にいきなり下痢をしていて
なんでかな?と思ってたんだった。

そうかー、そうゆうことか。
なるほどね。
とひとりで勝手に納得。

これは突発性発疹だったんだ。
という結論に落ち着いた。

いきなり熱だけ出たし
風邪にしては他の症状が全くないって
おかしいなあ、と思っていたし。

熱性けいれんを起こすことも多いんだそうだ。

原因はヘルペスウイルス。

ん?・・・ヘルペス

たまに疲れると唇にプツッと出てくる、あれ?

わ・私から感染したんだろうか・・・

・・・
・・・
・・・まあ、とにかく、無事で良かった。
うん、うん。

**********

以上です。

あんな思いはもうしたくないです。
本当に疲れました。
一気に老けた気分です。

その後、あの時の光景がなんども思い浮かび
胃痛が1週間続き
人生初の胃カメラを飲みました。

上手と褒められて、微妙でした。

幸い、なんともなかったようです。

健康ってありがたいですね。