すしぶろ

すしのできごと。

三十三回忌

母の、三十三回忌が無事に終わりました。

親戚がいっぺんに集まったので
すし太郎をお披露目できて良かったな。

昼間っから夜まで飲み食いしっぱなし。
賑やかで楽しかったな。
供養になったかな。

母は、36歳で亡くなりました。白血病でした。
とうとう私は、母より年上になってしまいました。

すし太郎を妊娠してから、よく母のことを思うようになりました。
小さい我が子を残して逝くのがどんなに辛かったことか。

ある人に、言われました。
「親を早く亡くした子は長生きするよ。命をもらったんだからね」

なぜか小さい頃から、
自分は母の年よりは長く生きられないだろう
と思ってました。

でも、あいぼうに出会って、すし太郎が生まれて、
だんだん贅沢になってきました。
少しでも長く生きたい。
そう思うようになりました。

だから、長生きするよって言われて、とても嬉しかったのです。

母へ。
産んでくれてありがとう。
あなたの分も生きていきます。
すし太郎のこと、これからも見守っていてください。